現代技術と日本の伝統
21日(土)に未来工学研究所主催の「現代技術に脈打つ日本の伝統」という公開シンポジウムに出席してきました。
特に印象深かったのは、宮田まゆみさんの笙(しょう)の演奏と、大橋力さんによる日本の楽器の分析でした。西欧の楽器は可聴範囲の20kHzまでしか出ないように作られており、CDも20kHzまでしか記録できないが、日本の楽器は100kHzまで音域があり、実は20kHzを超えた聴こえない音を聞いている方がリラックスできるそうです。そんな話を聞きながら、笙の音色を聞くと確かにそんな気が・・・。
その他、携帯電話に日本の紙鋤技術や金箔、友禅染の技術の話しや、竜安寺の石庭が科学的な中心軸を持っている話など聞きました。要は、日本の伝統の技があってこそ発展した日本の現代技術が多いことを知った、土曜日の午後でした。
| 固定リンク | 0
コメント
「わびさび」ですね。宮大工さんも、よく屋根裏などの見えないところにもこだわってますよね。
ちなみに日本人が器用だという話を良く聞きますが、それはA型が多いからというのを聞いたことがあります。本当でしょうか?>>1
投稿: いはもと | 2005年5月28日 (土) 00時50分
日本人の感覚は「わびさび」に根底をおくものかもしれないと思います。見えないところに美を見いだす精神・・・。
大平貴之さん(プラネタリウムクリエイター)が制作した「メガスター」を初めて見たとき、天の川が怖いくらいにはっきりと見えたのを思い出しました。
投稿: モハE501 | 2005年5月25日 (水) 19時03分