「いはもと」の宇宙を語ろう！＜新装版＞

今日は、東海大学航空宇宙学科創立４０周年記念の第2回宇宙講演会「未来を拓く新しい日本の宇宙開発」というのがあり、パネリストとして参加してきました。パネルディスカッションでは、「JAXAと大学との新しい関係について」というテーマで、JAXA/大学間の新しい関係をどう構築するか意見交換を行いました。また、JAXAの長期ビジョンが難しいというコメントや、もっとJAXA自身がTV広告とかして、知名度をアップすべきだ、などの意見もありました。

東海大学というと、今、大学の中ではハイブリットロケットの開発に関して、北海道大学と並んで第一線を走っています。既に北海道の大樹町で高度３００ｍまでロケットを打ち上げています。

で、彼らの次の打上げは、来月の１０日に、秋田県能代市で「能代宇宙イベント」の中で行われます。このイベントは、学生たちがロケットの打上げなどを競うもので、日本でロケット開発している学生たちが一気に集う盛大なものです。興味ある方は、是非、参加されては如何でしょうか？

http://www.mono.akita-u.ac.jp/noshiro/

ちなみに私も見に行く予定です。

昨晩は、シャトルの打上げの生配信をしましたが、ゲストの松尾さんに加え、生稲晃子ちゃんやハローケイスケさんも参加してくれて、打上げを応援してくれました。

今回延期の原因となったオレンジ色のメインタンクが切り離される瞬間は緊張しましたが、いつも以上にきれいな打上げで、失敗は無いな、という気持ちで見れたのは私だけではないと思います。

今日は新聞やテレビでも各誌、各局が一番に取り上げていて、やはり、人が宇宙に行くとなると、H-IIAロケットなどとは関心の高さが違うのだなあ、改めて感じたところです。

野口さんのミッションは、これから始まりますが、我々が心から良かった、と言えるのは、野口さんが地球に帰還して、地面に足が着くのを確認してからです。野口さんには、ミッション遂行頑張ってもらいたいです。

ちなみにJAXA内の今日の様子はどうかというと、私のいる丸の内事務所の私の部署（産学官連携部）では、執務室内にNASA TVのモニターがあって、シャトルの様子を２４時間見ながら、坦々と業務を遂行しています。また、今日、シャトルが打ち上がったことで、ペンディングだった会議などのスケジュールをやっと決めことができました。それはそれでまた忙しくなりそう・・・。

そうそう、今日スペースラム（宇宙ラーメン）の発表がありました。食べてみたい・・・。

http://www.asahi.com/national/update/0727/TKY200507270159.html

http://bcnranking.jp/products/01-00003335.html

先日の静岡放送に続いて、今朝方、J-WAVEでも「暮らしのなかの宇宙 スピンオフ」を紹介して頂きました。みなさん聞いていただけましたでしょうか？こういったメディアで取り上げて頂けることで、宇宙開発のスピンオフがみなさんに、より理解していただけると思います。

http://www.j-wave.co.jp/original/boomtown/cgi-bin/contents.cgi?genre=0&id=671&date=2005-07-26#link6292

今朝の新聞やニュースで、今日、シャトルが予定通り、打上げに向けて作業が進められている旨報道されていました。センサーの原因究明は、まだだそうですが、兎に角、無事に打ち上がって下さいね。

今晩予定通りに打ち上がれば、シャトルの帰還は、８月７日（日）午後６時４６分になる予定です。

さてさて、いよいよスペースシャトルの打上げも明日に迫り、なおかつ、台風が来ていることから明日の配信で、「ひかり荘」に辿り着けるのか心配しているところですが、

そんな中、宇宙グッズコレクションのお仲間として、大好きなキュリアス・ジョージグッズを３点も頂いてしまいました。ロケットこざるのマグカップは、カップの中にパラシュートが入っている優れもの（？）。その他、携帯ストラップなど、いろいろロケットこざるグッズってあるもんなんですね。

ここ数日、シャトルの打上げに向けた作業を見守っていますが、ＮＡＳＡは明日の打上げに向けて必死に作業を進めているようです。この後に控えている宇宙ステーションの組立てやブッシュ新宇宙政策の方向性を早く明確にするためにも、ＮＡＳＡは一刻も早く今回のＲＴＦ（Return to Flight）を成功させたいのでしょうね。 とは言え、人命もかかっていますので、安全第一でお願いします。

では、明日午後１０時に「ひかり荘」でお会いしましょう！

今朝ほど、SBS静岡放送の「鈴木通代のとれたてラジオ」にゲストで出演させていただきました。

JAXAという宇宙機関、野口宇宙飛行士のシャトルミッション、「暮らしの中の宇宙スピンオフ」などを生放送で紹介させていただきました。

http://radio.shizuokaonline.com/sbs-radio/toretate/open1000.asp?sno=1&housou_date=2005/07/22

朝の情報番組ということもあって、ニュースや天気予報なども入れながら、秒単位で進行していくのですが、鈴木アナウンサーは、進行も、まとめ方も、活舌もよく、さすがプロはちがうなあ、と当たり前のことなのでしょうが、とても感心してしまいました。

朝７時から１時間の出演でしたが、静岡の方々は宇宙開発を身近に感じていただけたでしょうか？

牧野さんはじめスタッフの方々もありがとうございました。この場を借りてお礼させていただきます。

シャトルの打上げがなかなか決まらず、ここのブログでも沈黙が続いていましたが（単に書くことがなかった？）、いよいよ７月２６日目標にシャトル打上げ作業が進むことになりそうです。

http://www.jaxa.jp/press/2005/07/20050721_sts-114_j.html

ということで、打上げが決まれば、「ひかり荘」生配信ということで、２６日（火）２２時～２５時の時間帯で中継をお送りします。何卒よろしくお願いします。

盛りつけの図

いはもと拝@mobile

今日は町内会の夏祭り！私は焼きそばをつくってます。

いはもと拝@mobile

今朝のシャトル打上げの生配信を「ひかり荘」で予定していたため、昨晩は徹夜で準備などをしておりました。結局、スタジオに到着してすぐに打上げ延期が判明したものの、折角の機会なので、３時～５時まで、松尾女史と一緒に「ひかり荘」でお話させていただきました。

今回の打上げでは、現地のケネディースペースセンターにも、日本から多くの報道陣、関係者が集まっています。また、NASAテレビも生で放送されていましたので、延期が決まったあとの情報がどんどんメディアから出てくるのが印象的でした。情報社会って凄いですね。

NASAはこれから打上げに向けて、不具合の原因究明作業を行い、対策を早急に取ると思いますが、人命もかかっているので、スケジュールを急ぐよりも安全第一で進めてもらいたいと思います。

ちなみに、今回は宇宙ステーションとのランデブーが必要なため、打上げが可能なウインドーは一日５分間、一日遅れる毎に打上げ時刻が２３分早まります。なので、最短で不具合の対応が終わった場合で打上げ日は、日本時間で７月１７日の朝３時４０分頃になる予定です。

打上げまで１２時間を切りました。いよいよ野口さんが宇宙へ飛び立ちます。JAXA内は、準備のために結構あわただしく職員が走り回ってます。

ちょっと話題は変わりますが、先日ご紹介したスピンオフの本「暮らしのなかの宇宙」は、いろんなメディアに取り上げてもらっており、嬉しい限りです。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sci/20050705/ftu_____sci_____001.shtml

http://www.moriyama.com/diary/2005/diary.htm#diary.05.07.09

さらに今日、この「暮らしのなかの宇宙 スピンオフ」に関して、FMラジオのJ-WAVEの番組「BOOM TOWN」の中の「TEPCO KEY OF LIFE」のコーナーで取材を受けました。放送は明後日１５日（金）の朝９：１５だそうなので、お時間ある人はラジオを聴いてくださいね。

さて、いよいよ明日は野口宇宙飛行士がのったスペースシャトルの打上げです。JAXA職員も、STS-114運用隊の人々を中心に、明日から夜型の勤務形態になります。今回は、シャトルミッションが米国の昼を中心に行われるので、日本では殆どが夜間になってしまうためです。

私は、といえば、１４日の早朝（４：５１）のシャトルの打上げを解説付でライブ配信するために、３：００－５：００まで、ひかり荘に行っています。

ひかり荘では、明日１３日（水）１８時３０分より、シャトル打上げ、そして今回のミッション全てを２４時間、シャトルの帰還まで、生で配信を行ってくれるそうです。

で、明日の夜のシャトルミッションの見所ですが、１４日の午前１時頃から、宇宙飛行士がシャトルへの搭乗を開始します。そして午前４時５１分にシャトルの打上げ、そして３８分後に軌道制御用エンジンを噴射し、地球周回軌道への投入完了です。

NASA発表の主要イベント一覧はこちらから見れます。

http://www.nasa.gov/returntoflight/crew/event_timeline.html

さて、Ｍ－Ｖの打上げもほぼ１００％の出来で完了し、「すざく」の定常化作業中ですが、もう１４日の未明には、スペースシャトルの打上げと、イベントが目白押しになってます。

そんな中、ＪＡＸＡの産学官連携部が中心となって、「産業界と連携した陸域観測技術衛星（ALOS）ミッションキャンペーン」の公募を行っています。ＡＬＯＳは今年の９月に打ち上げ予定の地球観測衛星で、地図作成、環境破壊や災害の拡大防止、資源の探査等に役立つ衛星です。そして、この衛星の打上げにあわせて、ＪＡＸＡと一緒に「環境保全」をテーマにキャンペーンをしましょう、という企画です。

応募企業・団体は、提案したキャンペーンロゴを、ロケットの機体に貼り付けることや、キャンペーン中の地球観測データの無償使用などが特典としてできます。

応募締め切りは、７月１５日です。あなたの書いたデザインがＨ－ＩＩＡロケットに描かれるかも知れません。参加資格は企業・団体等になりますので、興味ある方は、会社等でご相談の上、是非、ご応募くださいね。

今日、１２時３０分にＭ－Ｖロケット６号機で打ち上げられたＸ線天文衛星ＡＳＴＲＯ－Ｅ２は、無事所定の軌道に投入されました。

http://www.jaxa.jp/press/2005/07/20050710_m-v-6_j.html

また、衛星の愛称は「すざく」と命名されました。

今日のひかり荘での生配信は、冨田さんと上野さんをゲスト解説者にお迎えしてお送りしましたが、ＪＡＸＡ内でもなかなか聞くことのできないＸ線天文学について伺うことができ、私としても貴重な体験でした。今日は時間も限られていたので、また、ひかり荘で改めて天文学のお話を聞く機会を設けたいですね。

「すざく」は、これから軌道制御を行い、約９日間かけて、高度５５０ｋｍの高さでの定常状態にもっていきます。その後は、いよいよ観測計画に基づいた運用に入ります。これらのデータを使って、今日ゲストのお二方も研究をするわけですが、ノーベル賞級の研究成果がでると更に嬉しいですよね。

明日の天気は曇りとのことで、打上げに向けて作業は順調に進んでいるようです。現場はこれから徹夜で作業になります。実験班のみなさん頑張ってくださいね！

Ｍ－Ｖロケットの打上げは、明日の１２時半～１３時になりました。天候は、予報では明日は回復するみたいです。明日こそは是非打上がってほしいです。

「ひかり荘」での生配信もやりますので、お昼時ですが是非見に来てくださいね。ゲスト解説者は、Ｘ線天文学の専門家、上野さんと冨田さんです。日本のＸ線天文学は世界でトップクラスです。今回、打上げられるＸ線天文衛星ＡＳＴＲＯ－Ｅ２で、いったい宇宙の何がわかるようになるのか、配信でお二方に聞いてみようと思います。みなさんからの質問もお待ちしています。

M-V-6号機は、7月6日に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げを行う予定でしたが、天候不良で7日までの天候回復が見込めないため、打ち上げを7月8日以降に延期になりました。

X線天文衛星ASTRO-E2の打上げがいよいよ明日と迫ってまいりました。今、内之浦では打上げに向けた作業を着々と進めております。

打上げは１２時半～１３時に予定されています。

１１時頃から「ひかり荘」にて生配信をいたしますので、是非、ご覧下さい。

ゲスト解説は、JAXA　MAXIグループの上野史郎さんと冨田洋さんです。

とうとう日本版のスピンオフ（宇宙分野から、非宇宙分野への技術移転）を紹介した本（？）ができました。その名も、「暮らしのなかの宇宙　スピンオフ」です。日本の宇宙開発技術がどのように、暮らしの中に役立っているかを紹介しています。

また、この本は、つくり自体がミウラ折りを使っていて、本を開く楽しみもあると思います。さらにイラストは、阿部真理子さんにお願いして、とても可愛いものに仕上がっています。

加えて、誰でも入手できるよう書店においてもらえることになりました。（ある意味、ＪＡＸＡ発行の初の出版物です。）価格は３５０円（税別）です。

是非、みなさんも手にとってみて下さい。

インターネットでも買えます。

－アマゾン

－紀伊国屋

－楽天ブックス

－ジュンク堂でも扱ってもらってます。

これで、私もスピンオフに関しては、仕事が一段落です・・・。あとは売れてくれるのを願うのみ！

鹿児島県にある内之浦宇宙空間観測所に行ってきました。適宜、モバイルで報告しようと思ったのですが、観測所内は携帯が通じないことが判明し、まとめてのご報告となりました。

私、内之浦宇宙空間観測所に入るのは初めてで、ドキドキの訪問でした。

昨日の夜、１８：５５の鹿児島行きの飛行機に乗ったのですが、滑走路の不具合で、鹿児島空港についたのは、既に２１時。それから、車で２時間弱で鹿屋に到着、その日は鹿屋泊。今朝、鹿屋から1時間かけて観測所に到着です。内之浦について驚いたのは、あちこちにMロケットや日本初の衛星「おおすみ」をかたちどったもの（橋とか建物）があることでした。やっぱり宇宙の町なんですよね。

観測所では、いろいろ施設を見て回りました。まさに手作りの現場という感がありました。

時間の関係で、残念ながらＭ－Ｖを間近に見ることはできませんでしたが、種子島とは一味違う、打上げまであと数日に迫った内之浦を体感できました。管理棟受付には、ASTRO-E2愛称募集の応募箱があり、思わず投票しちゃいました。それはともかく、７月６日の打ち上げ是非成功させたいですね！