最近の産学官連携部の動き
私の所属している産学官連携部は、一昨年のJAXA発足時に創設され、日本の宇宙産業を大きくし、新しい宇宙ビジネスを創出し、JAXAの成果を世の中に還元することを目標としています。具体的には、①日本の人工衛星やロケットが世界で売れるようにすること、②宇宙オープンラボという制度により、新規事業(ビジネス)を立ち上げること、③JAXAの技術を社会(企業)で使ってもらえるよう促進することの3点になります。
これらを日々推進していますが、最近のトピックとしては、やはり宇宙オープンラボ関連です。先週21日には、宇宙でカップラーメンのCM撮影が行われることをプレス発表しましたし、26日に発売された「大人の科学」では、メガスターで有名な大平さんのピンホール式プラネタリウムが付録になり、Amazonのランキングで堂々の一位になりました。これらは、宇宙オープンラボによる協力の成果です。ちなみに今日は宇宙オープンラボの審査会があり、アドバイザーとして、ライブドアの堀江社長やiモード開発者の松永真理さんなどが来てくれました。まだ、出来て1年くらいの制度ですが、今後の更なる成果が期待されるところです。
他には、「宇宙開発の経済波及効果」を発表したりもしています。今はまだ紹介できない案件もかなりあり、着々と仕込みを行っているところです。
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コメント
いわゆる「AEROSPACE BIZ」ですね。
統合前までは、日本の宇宙技術がどこに使われているのか、正直ほとんど分からなかったのですが、こういう制度をどんどん利用して、宇宙と人との距離がどんどん縮まるといいなと思います。
ひょっとしたら、欧米ロでは既にあたりまえの制度だったりして・・・。いや、むしろ民間が自発的にやっていたりとか。
投稿: モハE501 | 2005年9月29日 (木) 06時10分