「いはもと」の宇宙を語ろう！＜新装版＞

さて、今週末の１０月３０日（日）に東京都立高専で、第１３回衛星設計コンテストが開かれます。このコンテストは、最近話題の「２００５年のロケットボーイズ」という小説でも取り上げられていますが、学生さんたちが独自の発想でつくる新たな衛星のアイデアを競うコンテストです。あの鯨衛星で有名な千葉工業大学の林友直先生が実行委員長です。是非、時間のある方は、ご参加下さい。

また、今回は、終日インターネットライブも行われるそうなので、是非、ご覧になられては如何でしょうか。

http://www.hs.kouku-k.ac.jp/satecon2005/

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第１３回衛星設計コンテスト最終審査会プログラム

開催日：平成１７年１０月３０日（日）
会場：東京都立航空工業高等専門学校　汐黎ホール
主催：日本機械学会、日本航空宇宙学会、電子情報通信学会、
　　　地球電磁気・地球惑星圏学会、宇宙航空研究開発機構、
　　　宇宙科学振興会、日本宇宙フォーラム
後援：総務省、文部科学省
協力：東京都立航空工業高等専門学校、小型衛星研究会、
　　　独立行政法人メディア教育開発センター
■  オープニングセッション
１０：００　　　　　　　　開会
１０：００～１０：０５  　実行委員会会長挨拶　　林　友直
１０：０５～１０：１０  　審査委員紹介
■ アイデアの部　　発表時間１５分、質疑応答５分
１０：１０～１０：３０  　「超高層域浮遊物採取計画「月下美人」」
　　　　　　　　　　　　静岡大学大学院　川嶋　一誠　他８名
１０：３５～１０：５５　　「微小重力環境における霜柱の成長について」
　　　　　　　　　　　　学習院大学大学院　市村　豊
１１：００～１１：２０　　「宇宙空間での音による通信」
　　　　　　　　　　　　東京都立航空工業高等専門学校　徳永　宏　他５名
１１：２５～１１：４５　　「ジョセフソン素子コンピュータサーバー衛星」
　　　　　　　　　　　　電気通信大学　高崎　和之　他９名
１１：５０～１２：１０　　「宇宙で洗濯！」
　　　　　　　　　　　　鳥羽商船高等専門学校　山田　浩之　他６名
■  ジュニアの部　発表時間５分、質疑応答含む
１２：１０～１２：１５　　「宇宙創薬衛星」
　　　　　　　　　　　　山口県立厚狭高等学校　篠田　翔平　他９名
１２：１５～１２：２０　　「細菌観察衛星」　
　　　　　　　　　　　　神奈川県立神奈川総合産業　竹田　裕希　他９名
１２：２０～１２：２５　　「きのこバンザイ」　
　　　　　　　　　　　　神奈川県立神奈川総合産業高校　相原　和也　他９名
１２：２５～１２：３０　　「超小型探査機」　
　　　　　　　　　　　　京都府立工業高等学校　鳥嶋　真也　他４名

１２：３０～１３：３０　　昼休み

■  設計の部　Part１　発表時間２５分、質疑応答１０分
１３：３０～１４：０５　　「プロトタイプ無人実験システム衛星」　
　　　　　　　　　　　　九州工業大学大学院　今津 貴文　他４名
１４：１０～１４：４５　　「地球大気流出観測衛星」
　　　　　　　　　　　　東北大学大学院　堀内　貴史　他９名
１４：４５～１４：５５　　休憩
■ 設計の部　Part２　発表時間２５分、質疑応答１０分
１４：５５～１５：３０　　「流星「紐」」　
　　　　　　　　　　　　九州大学大学院　今津 貴文　他８名
１５：３５～１６：１０　　「プラズマ監視衛星  PON de SAT」
　　　　　　　　　　　　九州工業大学大学院 　池田  耕一郎　他９名
１６：１５～１６：５０　　「ソーラーセイル技術実証衛星「MUSE」」
　　　　　　　　　　　　東京工業大学大学院　　桝本 晋嗣　他７名
■      作品見学、交流タイム
１６：５０～１７：３０　　実行委員を交えた発表者及び参加者との交流、質問タイム
■      表彰式
１７：３０～１７：５０　　審査結果発表及び表彰
１７：５０～１８：００　　審査委員長総評
１８：００              閉会
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今日は、10時～15時まで5時間の配信でしたが、無事完了しました。沢山のゲストにも出演いただき、本当にありがとうございました。

今回、生配信に登場していただいた、メガスター開発者・大平貴之さんと日本女子大学・小川さんに最後に記念の写真を撮ってもらいました。

今日、10時～おでかけひかり荘in福岡が始まりますが、会場前の様子を今日お送りする席からとって見ました。

日曜日の夜に国際宇宙会議（IAC）のために福岡入りして以来、バタバタしまくっておりました。朝から夜まで、ずっとセッションや展示があり、夜は夜で博多の料理を深夜まで堪能しておりました。

今回のIACでは、オープニングセレモニーで宇宙ファッションショーがあったり、ライブドアの堀江社長が出演する民間有人宇宙飛行のパネルディスカッションがあったり、といろいろ盛り上がりました。

また、JAXA産学官連携部ブースでは、最近CMやドラマ化等で有名な大平さんのメガスター（写真上）があり、毎日、長蛇の列でした。

明日は、いよいよ最終日！　なんと「おでかけひかり荘」が展示会場のメインステージから公開生配信することとなってしまい、ものすっごく緊張しております。配信時間は、明日の１０時～１５時ですが、出展企業さんや公開科学実験、大平さんへのインタビューなども企画していますので、是非、配信の方にも遊びに来てください。

http://mycasty.jp/jaxa/index_bbs.html

（写真中：JAXAブース、写真下：堀江さんプロジェクトのブース）

今日、次男の通っている幼稚園で、「お父さんとつくって遊ぼう！」という行事がありました。朝早くから寝不足のまま、何をするかも理解しないまま幼稚園に着くと、先生に子供たちと自由に遊んできて下さい、と言われ、子供が鉄棒登ったり、走り回ったりするのを見学。子供って無邪気に遊ぶもんだ、と訳のわからない感心をしつつ、子供は子供で普段こんなことしてるんだよ、すごいでしょ、と次から次に見せてくれる。子供って知らない間に成長してるもんなんだ。

次にお父さんたちが講堂に集められて、講演を聞く。「子供と一緒に遊んでいるか」「一緒にご飯を食べているか」など質問されるが、そんなことができているのは、ほんの数人。どの家庭も、お父さんは家にいないのね。あと、おもちゃは買って与えないで、一緒に作りなさいって。みんなで折紙で簡単なおもちゃ作ったけど、最近便利な世の中なので、ものを自分で作ることなんか忘れてた。

それでもって、そのあとは、外で子供と一緒に、紙飛行機作ったり、新聞使って財布や帽子つくって、キャッチボール。あと、ダンスも踊った。考えてみれば、手作りでこんなに楽しく子供と遊ぶのは、初めてではないか。子供のこんな良い笑顔をみたのも久しぶりかも。

今日の幼稚園行事は、子供の教育っていうのを改めて考え直す良いきっかけでした。幼稚園って、子供だけじゃなくて、お父さんにも教育するところだったのね

今日縁あって、フリークライマーの尾川智子さんと意見交換することができました。彼女は、クライマーになる前は、宇宙飛行士を目指していたとのこと。

http://www.waseda.jp/student/weekly/contents/2004b/046l.html

そもそも、「人は何故山に登るか」という永遠のテーマをもった登山と、「何のために宇宙に行くか」という共通の答えがあるのではないか、と思い、お話をさせて頂いたのですが、高いところつながりだけでなく、丈夫で軽量な装備や人ができないことを成し遂げる達成感など、いろいろな所で共通項があるのがわかりました。特にお話ししていて興味深かったのが、岩を登っている時に、次の動作のために無重力状態をつくることがあったり、浮いたような感じになることがあるそうです。ということは、フリークライミングは重力と戦っているのではなく、宇宙遊泳に近いのでは・・・？という疑問が湧いてきます。これを実証するためには、尾川さんに宇宙に行ってもらうか、宇宙飛行士にクライミングをしてもらうか、ですよね。なんとか実現できないかしら・・・。

さて、しばらく書き込みをサボっている間にいろいろな話がありました。

○小型超音速実験機（SST）の成功

　オーストラリアのウーメラで、次世代超音速輸送機の研究の一環として、超音速実験が行われ、超音速実験機をロケットで打ち上げ、高度１８ｋｍで切り離しました。マッハ２の速度で飛行実験は成功し、必要なデータの取得ができました。打上げの映像は、なかなか迫力があります。

http://www.jaxa.jp/news_topics/hot_topics/2005/img/sst_20051010.wmv

○中国の有人宇宙飛行の成功

　正直、悔しいですね。なんで、日本では、やらないのだろうという気持ちです。まあ、公式なコメントとしては、隣国の中国が頑張っている。我々としても祝福したい・・・、ということだとは思いますが。

何故、中国ができるのかというと、まだ「国威発揚」という言葉が通用し、国民が一丸となって何かを達成しようとしているからだと思います。日本は裕福になりすぎて、個人個人の価値が多様化してしまって、何をやるにも、理由付けが必要以上に要求されるようになってきたから、こういう「国民が一致団結してやるぞ！」というのが、難しいのでしょうか。

まあ、こんなこと言ってると言い訳にしか聞こえないので、兎に角、前に進み、実績を作るしかなさそうです。何とかして、日本での有人宇宙飛行は実現させたいと思います。

○筑波の施設公開で野口宇宙飛行士の特別講演会の実施が決定

　10月23日（日）に筑波宇宙センター野外特設ステージで行い、定員なしです。是非この機会に生野口さんをどうぞ！

http://visit.jaxa.jp/tsukuba/img/topics/flyer_20051013.pdf

　ちなみに、種子島宇宙センターの施設公開は10月16日（日）で、離島戦隊タネガシマン（写真）に会えます！

○CAMUI型ハイブリットロケットが大幅な低価格化の成功

　１０ｋｇ程度の超小型衛星を５００万～１０００万円で軌道投入できるようになるとのこと。

○ライブドア堀江社長、宇宙旅行へ本格参入

　「ジャパン・スペース・ドリーム」というチームで宇宙旅行の事業へ参入だそうです。価格5000万円での提供とのことです。民間でこういう話がどんどん盛り上がってくれると嬉しいです。これは、負け惜しみでなくて、正直な感想です。やはり民間が事業を前提でやってこそ、産業としての拡がりが出てきますものね。

その他にもいろいろありましたが、とりあえず、今日はこんな感じです。

来たる10月16日から21日に掛けて、九州の福岡で第56回国際宇宙会議（IAC）福岡大会が開催され、世界各国の宇宙関係者が一同に集まり、宇宙技術から宇宙の文化・芸術まで宇宙に関することを全て話し合います。また、展示のセッションがあり、世界各国の宇宙機関などが展示を行います。

http://www.iac2005.org/

参加者数は、国内外合せて2500人を予定しており、宇宙飛行士から芸術家まで多くの人が来ます。この会議は各国持ち回りの開催で、日本での開催は25年ぶりになります。

今回のトピックとしては、全体セッションで、世界の宇宙機関のトップ同士のパネルディスカッション、ライブドアの堀江さんらが出演する「民間人の宇宙旅行」に関するセッションなどがあります。

また、展示会場では、あの大平さんのメガスターなども出展されます。さらに、21日には「お出かけひかり荘」の中継も予定していて、盛りだくさんです。

今、JAXAでは、この会議に向けて、論文の推敲したり、各セッションの準備、イベントの企画など大忙しです。

もしお時間があれば、是非皆さんも参加してください。ちなみに学術セッション会場は、福岡国際会議場、展示会場は、マリンメッセ福岡です。

10月1日にZeppTokyoで行われた「野口宇宙飛行士・帰国報告会」、casTYひかり荘でもインターネット配信を行いましたが、いかがだったでしょうか。

じつは帰国報告会のあと、舞台上ではマスコミ向けの取材が行われていました。

その模様を一部動画でご紹介します！

 マスコミのインタビューに答える野口聡一さん

[151443.jpg]

▲画像をクリックすると動画がスタートします！ (window media player)

※音声が聞き取りづらい点がありますが、どうぞご了承下さい。 

野口宇宙飛行士帰国報告会後のプレス取材の風景です。

今日の帰国報告会は、子供だけでなく大人にも夢を与えた気がします。明日は茅ヶ崎での報告会ですが、STS-114のクルーも合流しての報告です。

会見の模様の動画VTRは、以下のアドレスから見ることが出来ます。

http://mycasty.jp/jaxa/html/2005-10/10-03-150750.html

今、お台場のＺＥＰＰ ＴＯＫＹＯに来ています。

今日は野口聡一宇宙飛行士の帰国報告会です。現在、会場の設営は着々と進んでおります。ひかり荘の配信は１３時半から、ステージは１４時から始まります。もう少しでリハーサルの開始です。

野口宇宙飛行士帰国報告会のひかり荘配信は、以下のアドレスからみることができます。（「ひかり荘」１０１号室をクリックするか、「ＪＡＸＡいはもとの掲示板」の生配信中ボタンをクリックして下さい。）

http://casty.jp/hikarisou/

http://mycasty.jp/jaxa/index_bbs.html