「いはもと」の宇宙を語ろう！＜新装版＞

あまり知られていないとは思いますが、JAXAは事業所毎に品質マネジメントの国際規格であるISO9001を取得しています。私のいる東京事務所も、ISO9001を取得していて、この規格にそって業務が進められています。

で、今日は、監査員による内部監査がありました。例えば、会議を開催する時には必要な業務手順に従って関係者の了解を得ているか、とか、業務を担当している職員の力量は十分か、などをチェックされます。これらの項目の中に、「顧客満足度の測定」というものがあります。これは、顧客が提供されるサービスに満足しているか、顧客の声を聞き、客観的に評価しようというものです。

私の部署の顧客というと、産業界であり、国民です。産業界、国民のみなさんに満足されるよう産学官連携、宇宙開発を推進している自負はありますが、やはり客観的な視点、評価軸は当然必要ですよね。

ということで、宇宙開発への満足度などの評価を是非ブログの方にもお寄せ下さいね。

さてさて、息抜きに、というか、久しぶりに宇宙関連グッズの紹介です。今回もジョージもので、貯金箱とスーパーボールです。

それにしても、もう11月が終わりなんですね。急に寒くなって先週からコートを着始めて、あっという間に12月。今日のお昼にラーメン食べたのですが、殆んど汗をかかなかったので、改めて季節を実感しました・・・。

さて、いよいよ明後日の未明に「はやぶさ」が小惑星イトカワにタッチダウンします。これを記念して、今、JAXAでは、着陸地点の名前を募集しています。是非、みなさん応募してくださいね。

https://ssl.tksc.jaxa.jp/hayabusa/

また、１１月２０日（日）の２：００～９：００まで管制室の中継ライブもありますので、お時間のある方は是非除いてみて下さいね。

http://jaxa.tv/

http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/today.shtml#today

今、東京に帰ってきました。些細なことですが、今日の極低温点検(打上げリハーサル)の模様が南日本放送のTVニュースで流れましたが、私の後姿が映ってました。最初、自分の後姿って気付かなかったのですが、同僚に指摘され分かりました。

http://www.mbc.co.jp/web-news2/00068056_20051117_300k.asx

http://www.mbc.co.jp/newsfile/news-v/00068056_20051117.shtml

分かりますでしょうか・・・・。

ここのところブログも更新せず、バタバタしていましたが、今日、やっと仕事が一つ一段落しました。

ALOSキャンペーンの第一段階の調整及びロケット機体へのエコマーク貼付が完了し、今日、種子島宇宙センターでのお披露目ができました。

今回、ＡＬＯＳという衛星名やエコマークのようなシンボルマークが機体に貼られるのは初めての試みで、

将来的には、企業広告などにも使ってもらいたいと考えています。なにはともあれ、ちゃんと機体に貼られている姿を確認して、ホッとしました。

新聞記事になってくれることと、ニュースで紹介されることを願いつつ、今日は種子島の焼酎「南泉」が美味しく飲めると思います。

昨日、久しぶりにLuthierの仁平さんにお会いしました。Luthierというのは、フランス語で、弦楽器職人のことを言います。仁平さんは、イタリアのクレモアでの修行を経て、現在は、パリでバイオリンのお店を開いています。今回、今日（４日（金））から６日（日）にかけて科学技術館で開かれる弦楽器フェアに参加するために日本に帰ってきています。

http://sound.jp/pianoparis/nihira.html

http://park10.wakwak.com/~jsima/fairinfo/fair2005/fairinfojp.html

実は私の使っているチェロは、中国製のものを仁平さんに調整してもらったものなのですが、とても良い音がなるようになりました。

今回、弦楽器フェアにもバイオリンを４本ほど展示するそうですが、とてもいい音色がするので、是非、試してみてください。

また、パリにお立ち寄りの際は、是非、お店にも寄ってみてください。バイオリン製作秘話など楽しい話を聞かせてくれます。

GUY COQUOZ

46, rue de Rome 75008 Paris

TEL:+33.(0)1.55.30.00.30

昨日、三菱電機が、宇宙通信株式会社の次期通信衛星スーパーバードの受注に成功しました。

http://www.superbird.co.jp/news/2005press08.html

実はこれまで、宇宙通信（株）をはじめとする日本の民間企業による日本で利用する（日本の上空を飛んでいる）商業衛星は、全部で１６機あるのですが、全て米国製でした。それが今回初めて、日本で使う、日本製の商業衛星が誕生することになりました。

これは、日本の宇宙産業界の悲願ともいえるもので、日本製の人工衛星が国際競争力をもったことの証です。是非、次の受注に繋げていってもらいたいものです。