H-IIA(エイチ・ツー・エー)
さて、みなさんよくご存知のH-IIAロケットですが、JAXA内での読み方は、「エイチ・ツー・エー」です。「ツー」は、正式にはローマ数字の「Ⅱ」なのですが、特殊なフォントなので、通常、我々は「i(アイ)」の大文字を2つ並べて使っています。
一方、テレビや新聞では、「H2A」と表記し、「エイチ・ニー・エー」と読んでます。これは、NHKを始めとして、放送・報道の際に、数字は日本語読みするからだと聞いています。
で、我々宇宙業界にいると、「エイチ・ツー・エー」という言い方しか聞きませんが、ロケットを報道などでしか見ない方々は、きっとロケットは「エイチ・ニー・エー」なんですよね。すると、日本のかなりの人は、報道などでしかロケットを見ないので、多数決をとると「H2A(エイチ・二・エー)」になるのでしょうね。
歴史や国語の教科書に取り上げられる場合は、どっちになるんだろう
些細な話ではあるのですが、なんか複雑です。
ちなみに「H-IIAロケット能力向上型」は、「H-IIB(エイチ・ツー・ビー)ロケット」という名前になりました。私はついつい鉛筆をイメージしてしまいます
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コメント
再びレスで恐縮です。
H-IIB,確かに鉛筆みたいですね。糸川先生を尊敬してそんな名前になったのかと考えてみれば、何か親近感湧いてきます。名付けて「ビッグ・ペンシル、H-IIB」
投稿: モハE501 | 2005年12月 6日 (火) 22時28分
そうそう、「ミュー・ファイブ」なんですよね。で、不思議なことに、旧NASDA系の人は、「エム・ゴ」と呼んでる人が多い気がします。私は、「ミュー・ファイブ」が好きです。
>>1
あと、上の関連記事(TB)はMTSATミッションのですが、今回のALOSミッションも、同じく「H-IIA2022型」です。
投稿: いはもと | 2005年12月 1日 (木) 21時38分
私も気になっていました。「M-V」も本来は「ミュー・ファイブ」と読むはずなのに、ニュースでは「エム・ゴ」でちょっと響きがいまいち・・・。
投稿: モハE501 | 2005年12月 1日 (木) 21時28分