ロケットシステム
今回の打上げは、ロケットシステム社(RSC)が、国土交通省、気象庁から打上げサービスを受注して実施するものです。
ロケットシステム社は、平成2年に設立されて、当初はロケット製造の請負契約をNASDAから受けていました。当時、NASDAは予算で認められたロケットを1本づつでしか契約できず、そのため割高なロケットになっていました。これをRSCが部品を数機分まとめて事前発注することで、ロケットのコストを下げることが可能となりました。
その後、RSCはNASDAからH-IIロケット製造に係る技術移転を受け、自ら商業打上げサービスを提供する会社となりました。平成8年には、米国のヒューズ社及びロラール社から二十数機の打上げ受注を受けました。その後、H-IIロケットの2度の失敗により、一部契約が解除されましたが、MTSAT-1R及び今回のMTSAT-2について、見事、日本における商業打上げを受注しました。
来年度から、商業打上げサービス業務は、RSCからMHI(三菱重工業)へと引き継がれますが、宇宙の商業化の芽はどんどん大きく育っていきそうです。
そうそう現在の種子島は、風は強いですが、天気は良く晴れています。明日は予定通り、打上げが実施できそうです。
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コメント
いはもとさんお疲れ様です。
カウントダウンページによれば、打ち上げ時刻が微妙に調整されましたね。ISSへの干渉をさけるためという話ですが、商業化に伴って沢山の衛星が上がるようになれば、結構重要な問題になりそうな予感がします。
機体移動のGo/No-Go判断を待って今日は寝るつもりです。明日は(出来れば)TKSC@筑波でその瞬間を見守りたい!
投稿: モハE501 | 2006年2月17日 (金) 23時06分