初めての分団訪問
YACに来て2週間が経ちました。業務の状況もだんだんと分かってきました。そこで、実際に教育の現場に行くこととし、14日、15日と北海道に行ってきました。
14日は、室蘭市青少年科学館に行き、JAXA主催のコズミックカレッジのお手伝いです。子供たちに真空状態やロケットの説明をし、実演します。また、ホバークラフトの製作も実施しました。子供たちが真剣にものを作る様子がとても印象的でした。この会場となった室蘭市青少年科学館も和気藹々とした雰囲気で、展示だけでなく手作り感あふれていて、活気あふれる場所でした。コズミックカレッジの後、佐藤副館長にお話を伺いましたが、この雰囲気に惹かれてか、常に子供たちが集まる場所になっているとのことでした。
その後、室蘭から少し離れた、白老(しらおい)分団の毛笠分団長、坂本さん、新岡さんを訪問し、北海道の分団取りまとめである藤島さんにもおいでいただき、分団の現状を聞きました。白老町では、子供たちが減っていて、野球やサッカー、塾などの課外活動をするにも、掛け持ちのような状況でなかなか大変そうです。
15日は、室蘭工業大学の棚次先生を訪問して、この地区の理科教育の状況をお聞きした後、地元で長年理科教育をされていた宮重先生に、美味しい室蘭ラーメンをご馳走になりながら、北海道の理科教育の状況をお伺いできました。
最後に室蘭分団の上村分団長に現状と今後の方向性についてお伺いして、今回のミッションが終了しました。
JAXAは技術の現場でしたが、宇宙教育は、まさに人と人のつながりだというのが、今回の分団訪問の感想です。子供が減ってきている現状も改めて認識しました。宇宙教育は奥が深いです。また、関係者の方々の努力にも頭が下がります。
今後、宇宙教育をさらに真剣に考えていきたいと思います。
最後になりましたが、今回、訪問させていただいたみなさんありがとうございました。
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コメント
>宮重先生
室蘭では大変お世話になりました!今後もいろいろご協力よろしくお願いします。
投稿: いはもと | 2007年10月18日 (木) 11時16分
岩本さん、我がふるさと室蘭までようこそ。JAXA,YACの皆さんと室蘭初のコズミック成功に向けてご苦労様でした。私もブログで拝見していた「いはもと」さんとお話できて嬉しかったです。アルプス登山や宇宙教育のことなど。南の乙部町の小学1,2年生から宇宙の質問をもらって回答を送り交流が続いています。来週は室蘭の4年生が宇宙の話をしてほしいと言ってきて準備をしています。岩本さんのアイデア(地球を13cmのボールにしたら月はどこ?)は使わせていただきます。私のヒューストンでのサターン・ロケットのビデオで子供たちは驚くでしょうね。私は個人でコズミックをやっているわけですが、子供たちの宇宙への夢をそだてるという共通の目的でこれからもよろしくお願い致します。室蘭ラーメンを堪能していただきありがとうございました。今度は、ハヤブサに会いたいですね。再見!
投稿: 宮重 | 2007年10月17日 (水) 09時04分