柴藤羊二氏ご逝去
昨日(15日)の夕方、柴藤羊二元宇宙開発事業団理事がお亡くなりになりました。
私は今日のお昼にその知らせを受け、大変ショックを受けました。私がNASDAに入社し、最初に配属された計画管理部の次長が柴藤さんでした。柴藤さんは、見た目怖い感じもするのですが、お酒好きの大変気さくな方で、会社帰りの常磐線でご一緒するときは、必ず上野駅のキオスクでお酒を買って、飲みながら、電車の中、新人の私に宇宙開発のことをいろいろ教えてくれたのをおぼえています。いつも「陶陶酒」のデルカップを、揺れる車内で全くこぼさずに飲んでました。本当にお酒が好きで、私の中の柴藤さんは、いつも片手にお酒の入った紙コップを持っていました。
柴藤さんは、五代富文さんとともに、日本のロケット開発を支えてきた人で、H-IIAロケットをはじめ彼なくして日本のロケットはありませんでした。常に意欲的に次世代のロケットを考えていて、「ロケット人間研究会」を立ち上げて、日本発の有人往還ロケットを検討したり、画期的な低コストロケットを設計して、茨城の民間企業有志とロケット研究会を立ち上げたり、といつも新しいことを考えて、前に進んでいました。私もこれらの研究会で一緒に仕事をさせていただきましたが、多くのことを勉強させていただきました。柴藤さんと話をする時は、守りに入るのを嫌うので、いつもどう現状を打破するか、どう新しいことを進めるかというのを一所懸命考えながらお話してました。おかげで、ポジティブシンキングがかなり鍛えられました。
18日(金)にお通夜、19日(土)が告別式ですが、私は、柴藤さんが亡くなった実感がまだ全然ありません。あの独特な、ちょっと口はわるいが温かい柴藤節も耳に残っています。最近全然お会いしていませんでした。お話ししたいことがいっぱいあったのに・・・。明後日、最後のご挨拶に行ってきます。
柴藤さんのご冥福をお祈りいたします。
合掌。
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