缶サット甲子園2008
本日、秋田県能代市で「缶サット甲子園2008」が行われ、日本宇宙少年団(YAC)も共催しているので、私も能代までやって参りました。缶サット甲子園は、缶ジュース(今回サントリーがスポンサーなので「なっちゃん」缶)の空き缶の中にカメラなどのミッション機器を載せ、CAMUIロケットで高度400mまで打ち上げた後、パラシュートで落下してくるまでの間、地上にあるターゲットを撮影し、その撮影時間や写ったターゲット数を競うというものです。ジュース缶の衛星(サテライト)なので、「缶サット」と呼ばれています。
今回は、記念すべき第1回で、全国から8校の高校生が集まり、競技を行いました。残念なことに風が強く、また、缶サットの滞空時間が長く、参加した8つのうち、6つが海の方に飛ばされ、回収できませんでしたが、無事にターゲットを撮影した慶応義塾高校が記念すべき第1回目の優勝校となりました。優勝校は、アメリカでの大会に招待されます。
初めての大会ではあり、準備の時間も多くありませんしたが、参加校8校みんな頑張りました。
また、今回、凄かったのがCAMUIロケット。1日で計8回の連続打上げを行ったのですが、8機すべて完璧な成功でした。廉価かつ高信頼性、今後が楽しみです。
今回、YAC高校生チームは、時間切れで結成できませんでしたが、来年は何とか参加に向け頑張りたいと思っています。
明日は、朝一で相模原に戻り、「宇宙子ども相談室」です。
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コメント
>橋本さん
大人は、参加者というより指導者として頑張ってもらっています。今年の参加者はみんな来年も出たいと言っていました。すごく期待しています。
投稿: いはもと | 2008年8月26日 (火) 23時17分
なかなか面白そうなですね。
今後どんどん参加人数が増えるといいですね。
質問ですが、大人は参加できないのですか。
投稿: 橋本和樹 | 2008年8月26日 (火) 21時26分