先週の土曜日に和歌山で、モデルロケットとハイブリッドロケットの打上げを見てきました。
ロケットガールズを立ち上げた秋山演亮先生が、今年、秋田大学から和歌山大学に移籍して、急速に和歌山に宇宙が浸透してきました。和歌山の良い所は、都会(大阪?)に近くて、かつ、広い土地があることで、今回の打上げ会場になった場所は、関西空港のための土取りした場所らしいのですが、とても広くて見通しも良く快適でした。(ちなみにコスモパーク加太というところです。今後、能代につづく学生達のロケット打上げ拠点になりそうです。)
秋山先生が和歌山に来る前から尾久土先生もいて、もともと宇宙の要素はあったのですが、先月、市内で宇宙展が開かれ、ハイブリッドロケット開発も進み、さらに、日本宇宙少年団(YAC)和歌山分団がたちあがるという、まさに宇宙宇宙の状態になっています。
で、そんな状況の和歌山に行ってきたのですが、当日は、とても良い天気で、まさに打上げ日和!おかげで、今も顔が日焼けで真っ赤です。
ちなみに、今回のブログ記事は、前回、ロケットの写真だけだったので、そのフォローと、「ハイブリッドロケット」って何?という質問を橋本さんにいただいたので、説明用に書いてます。
それで、一言で、ハイブリッドロケットとは、液体燃料と固体燃料を組み合わせたロケットです。H-IIAロケットは、液体酸素と液体水素を燃料にしていますが、打上げ直前の燃料充填が大変です。一方、M-Vなどの固体ロケットは直前の充填作業がありませんが、火がついたらすぐ飛んで行ってしまいます。そこで、それぞれの燃料のメリットを持ってきて、安全かつ使い勝手を良くしたのがハイブリッドロケットです。
ハイブリッドロケットでは、基本は固体燃料を積むのですが、酸化剤は混ぜてありません。でもって、打上げ直前にさっと液体酸素を注入して、点火し、打ち上げるのです。扱いやすさとコストの安さから、今では、北海道大学をはじめ、東海大学、秋田大学、和歌山大学など多くの大学がこのロケットに取り組んでいます。
ロケットガールの女子高生たちが取り組んだのもこのハイブリッドロケットです。
http://space.geocities.jp/challengersofrocketengineering/Details/Details-RocketGirls.html
ということで、YACでもロケットを活動に取り入れられないか、模索しているところなのです。YACでのロケット活動に協力していただける方がいましたら大歓迎です。是非、声掛けてくださいね。
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