STS-133 ディスカバリー号最後のフライト
日本時間2月25日午前6時53分に打ち上げられたスペースシャトル・ディスカバリー号は、無事、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしました。
現在、ディスカバリー号で宇宙に運ばれたロボノート2(R2:ロボット宇宙飛行士)も、ISSに設置されたようで、STS-133のミッションは順調に進んでおります。
今回のミッションは、このR2(R2-D2意識してる?)の運搬の他、恒久的多目的モジュール(PMM)や補給キャリア(ELC-4)などの運搬・設置も重要なミッションです。日本人宇宙飛行士が搭乗していないので、注目度もそんなに高くないようですが、日本の宇宙実験ミッションも一緒に宇宙に運ばれました。
それにしても、今回で、ディスカバリー号が最後のフライトというのは、非常に感慨深いです。日本人宇宙飛行士では、向井さん、若田さん(2回)、野口さん、星出さん、山崎さんが、ディスカバリー号で宇宙に行きました。
改めて調べてみると、エンデバー号では、毛利さん(2回)、若田さん(2回)、土井さん、コロンビア号には、向井さん、土井さん、アトランティス号には日本人宇宙飛行士がゼロですから、日本人に一番親しまれている機体ではないでしょうか。で、そもそも日本人宇宙飛行士は、スペースシャトルに13回も乗っているんですね。この数字にはちょっと驚きました。毎回、新鮮な感じでフライトを見守っていたのですが、「チリも積もれば・・」という印象です。
今回のディスカバリー号の打上げ時、「宇宙教育テレビ」のインターネットライブ配信でも喋ったのですが、私はスペースシャトルに憧れて、この宇宙業界に入ったのですが、以来20年間、まだ、一度もスペースシャトルの打上げが見れておりません。大好きなディスカバリー号の最後の打上げも完了し、残りはあと2回。打上げは、もう見に行けないかなあ・・・。
このことがとっても心残りです。
そうそう、ディスカバリー号は、帰還後、スミソニアン博物館に飾られることが決まっているそうです。こちらは、きっと将来見に行けそうな気がします。
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