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2012年2月に作成された記事

2012年2月24日 (金)

パックンマックンのJAXAのお仕事みてみよう!

最近、JAXAもいろいろなメディアを通して、広報を行っています。

その中の一つに表題「パックンマックンのJAXAのお仕事みてみよう!」というラジオ放送があります。ラジオ番組としては、毎週土曜日8:20~8:30で、福岡のKBCラジオで放送されています。この番組は、ポッドキャスティングもしているので、パソコンでも聞くことができます。http://www.jaxa.jp/pr/podcast/conversation/index_j.html

 

で、昨日、その収録に行ってきました。テーマは、「身近にある宇宙航空の技術」。番組の中では、スピンオフを中心に、JAXAの技術を応用した身近な商品などを紹介しました。

収録時間は、20分程だったのですが、最初めっちゃ、緊張し、要領を得ないまま、終了っ!

下の写真が、収録前(左)と収録後です。顔がこわばっています・・(汗)。

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放送&配信をお楽しみに!

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2012年2月23日 (木)

3つの心

2つの心というとロールパンナですが、3つの心というと宇宙教育です。

以前もブログで書きましたが、「好奇心」、「冒険心」、「匠の心」が宇宙教育の3つの心になります。

分からないこと、興味あることをより知りたいと思うのが、好奇心。

人がやったことのないこと、新しいことや困難を克服して、新しい世界を切り拓くのが冒険心。

これらを実現するために創意・工夫するのが匠の心。

この3つの心は、宇宙以外でも育てることはできますが、宇宙はこれらの全ての要素を含んでいるので、「宇宙」という切り口で、3つの心を持ち、次世代を担う人材を育てるというのが、宇宙教育の理念です。なので、宇宙教育は、宇宙技術者や宇宙科学者を育てるだけのものではなく、明日の人類・地球を担う若者を育てるという大きな目的を持っています。

この3つの心は、子どもに向けてのメッセージという意識があったのですが、先日、ある会合の議論を聞いていて、大人にとっても重要と感じました。

私は能天気なので、大抵のことは「なんとかなるぞ~」「だいじょうぶ」と思ってしまうのですが、出現した壁を乗り越える努力もせず、どうせ駄目だから、と諦める人も意外といることに気づきました。また、難しいと思われることに取り組んで、でも失敗したら恥ずかしい、という思いから躊躇する方もあるようです。

私は、結構失敗が多いので、何度でも挑戦します。恥ずかしさより達成感なんでしょうか。山登りにも同じことを感じます。兎に角、前に進まないと頂上にも着かないし、家に帰ってこれないんですよね。

なので、能力あるのに、早々に諦めている人みると、勿体ない気がします。各人が持っている能力って潜在的なもの含め、凄くあるのに。

で、この宇宙教育の3つの心を、今を生きる大人の人たちにも伝えられたら、今の日本ももっと元気がでるような気がします。明日の地球・人類のために、大人こそ、子ども以上に不屈の精神を持って前に進むことが大切です。子どもたちも、それを見て育っていきます。

今後、講演会などで、宇宙開発の話だけでなく、こういったことも伝えてみたいと思い、今回はブログに書いてみました。

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2012年2月13日 (月)

JAXA文系(事務系)のお仕事

1月1日にブログを更新して以来、既に2月も中旬に差し掛かりました。
その間、日本宇宙少年団の分団長会議があったり、趣味の山登りに行ったり、楽器の練習したり、ちょっとゴルフをかじってみたりと、仕事以外にもボチボチやってました。勿論、仕事も頑張っており、先週は今年一本目の講演が宇都宮でありました。


さて、来年度の就職(採用)活動も始まったようで、私のところにも何人か学生さんが来ました。ことしもそういう時期なんですね。彼らと話していて、文系でもJAXAに入れるというのは、なんとなく募集要項などみて分かるようなのですが、それこそ具体的に何をしているのか、イメージするのが難しいようなので、ブログでも私の経験している範囲で少し紹介したいと思います。


で、今回は身近なところで、私の所属している産業連携センター新産業グループのお仕事です。常勤のスタッフは、全部で6人。うち文系出身が私を入れて3名ですが、仕事に文系理系の区別は殆どありません。
我々の主な仕事は簡単に言うと、JAXAの持っている技術やアイデア、知的財産を、宇宙と関係ない企業やベンチャー企業の人に紹介して、新しいビジネスのきっかけを作ったり、地上の商品に宇宙のエッセンスを付加して、より良い商品やサービスを生み出すことです。これだけ聞くと???なのですが、実際にやっていることは、JAXAの技術者と企業を結びつけるための仕掛け(制度)を作って運用したり、日本各地に行って、企業にJAXA技術を紹介したり、また、企業の素晴らしい技術をJAXA技術者に紹介したり、それらを結びつけたりしています。
なので、仕事の内容は、兎に角、内外の多くの人に会って、お互い何ができるか調整して、良いアイデアがあれば、それを実現するための方法を考え、実行に移すということをやっています。
一日の動きで見てみると、朝、グループ内でその日の作業を打合せ、その後、企業やJAXA関係部と打合せ。4〜5件の打合せが入る日は、ざらにあって、初対面の人も結構多いです。企業さんからはいろんな提案が来るので、一つ一つ丁寧に対応策を検討し、社内で展開します。要はコーディネート業務ですね。出張や外勤も多く、いろいろな土地で、講演したり、会合を開いたりもしています。
仕事を進める上で大切なことは、常に「どうしたら実現できるか」を考えること。性質上、前例のない提案が多いので、否定的に考えるとすべてポシャっちゃいます。実現策を一所懸命考えて、調整して、頑張る。それでも全て実現するとは限らないんですよね。でも、人と人とのつながりは、沢山できるんです。それをベースに、次の新しい提案や事業に繋げていくというのが大切なことだと思っています。いろんな人と会っていると、思わぬところで、点と点が繋がって、新しいことが生まれたりします。

「人の縁とは不思議なもの」とものすごく感じる部署でもあります。
今回、案件の内容は特に紹介しませんが、まあ、こんな感じで少しはイメージ持ってもらえるかしら。


今後も、私が昔やってた仕事を適宜紹介したいと思っています。


 

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