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2012年3月に作成された記事

2012年3月22日 (木)

宇宙イベント「SPACE SHIFT」

昨晩、宇宙イベント「SPACE SHIFT」があり、トークショーに出演してきました。

http://www.spcsft.com/wp/archives/68

お相手は、サイエンス作家の竹内薫さん。

フジテレビ「たけしのコマ大数学科」での数学解説でも有名な方で、宇宙物理にも造詣の深い方です。

今回は、普段、宇宙とはあまり接点のない方々に宇宙を知ってもらおうという趣旨で、ソーシャルTV局「2.5D」の協力を得て、ライブハウスの空間でのトークです。ソーシャルTVということで、インタネットでのストリーミング配信もありました。

トークの内容は、最新宇宙論から、宇宙人の存在、軌道上エレベータ、宇宙観光に宇宙芸術まで、いろんなトピックを竹内さんの進行で楽しくお話しさせていただきました。

また、今回は、宇宙トークのみならず、宇宙をテーマとした音楽のDJもあって、DE DE MOUSEさんによる宇宙を彷彿させるライブパフォーマンスも素敵でした。

この「SPACE SHIFT」の当面の目標は、5月21日の金環日食に向けて幾つかイベントを催し、これまで宇宙に興味がなかった人々に、「宇宙はそんな遠い存在じゃないよ。みんなのまわりに宇宙はあるんだよ。」ということを感じてもらうことだそうです。今回がその1回目。これをキッカケに一人でも二人でも、宇宙を身近に感じてもらえたならば、嬉しいです。

ちなみに、今回も「宇宙おじさん」と自己紹介したのですが、トーク終了後、ベストセラー本「おじさん図鑑」の編集者の方が来ていてお話ししたところ、「おじさんになるには、何かを捨てていなければいけない」とのこと。私も、本物の「おじさん」になるため精進しようと思います。

当日の様子はこちらです↓ 

http://www.spcsft.com/wp/archives/209

 

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2012年3月10日 (土)

JAXA文系(事務系)のお仕事(その2)

JAXA職員の仕事として、通常の業務とは別に、講演活動というものがあります。

これは、文系(事務系)、理系(技術系・研究系)問わず、あります。

内容は、理系の場合は、自分の開発業務や研究業務の内容を中心に話をする場合が多いですが、私の場合は、技術的な専門分野はないので、宇宙開発全般いろんなことをお話しさせていただきます。これまで話した内容は、「宇宙開発の意義」、「宇宙開発の現状と将来」、「宇宙開発に係る経済ばなし」、「宇宙技術のスピンオフ」、「宇宙開発と水ロケット」、「宇宙教育とは」、「宇宙ビジネスについて」、「宇宙開発のお仕事(職業)」、「宇宙から見た地球」などなど、いろんなお題がありました。さすがに天文・星座など全く無知な世界はお受けしていませんが…。

講演会と言っても、小学校や中学校の場合もあれば、企業さん相手、地域の科学館、就活生など、いろいろな場所や対象があります。

我々の文系の役割は、こういうところで、実際の難しい研究開発活動を、子どもや宇宙を全く知らない人々に分かり易く伝えるところ、通訳するところにあると思っています。

この分かり易くというのが、すごく難しくて、毎回、講演終わった後に、思いっきり反省することが多いのではありますが…。

今、JAXAのホームページでも職員講演の依頼者募集していますが、こういう仕事はJAXAならのではの仕事かも知れませんね。

http://www.jaxa.jp/pr/lecture/index_j.html

 

 

 

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