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2012年11月に作成された記事

2012年11月11日 (日)

祝! 宇宙教育テレビ100回記念

今週の11月14日(水)19時から「宇宙教育テレビ第100回記念ライブ放送」が配信されます。
http://www.yac-j.or.jp/tv/100100.html
こんなに長く続いたのは、大変喜ばしいことです。

 

この宇宙教育テレビが始まるきっかけは、東京電力と吉本興業のコラボによるcasTY(キャスティ)「ひかり荘」というインターネット番組です。まだニコ動やustreamが一般的になる前、インターネットライブとしてストリーミング配信と掲示板を組み合わせたネット配信の先駆けとも言える番組として、放送されていました。
バーチャルな「ひかり荘」の住民として、吉本芸人さんやアイドルの卵などが、掲示板へのカキコミにライブで応えるという、今では当たり前ですが、当時としては画期的な番組でした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%81%8B%E3%82%8A%E8%8D%98

 

この「ひかり荘」に、私も縁あって、月一で、このブログのタイトルでもある「JAXAいはもとの宇宙を語ろう!」という番組を配信をしていました。
私の配信では、石田靖さんや、さとう珠緒さん、希野秀樹さん、生稲晃子さんなど多彩なゲストにH-IIAロケットなどの打上げを応援してもらって打上げ生中継をしたり、宇宙にまつわる様々な話題を、宇宙業界から様々なゲストを招いて、宇宙解説の配信をしていました。的川泰宣先生にも出演してもらいました。

 

残念ながら、2007年に「ひかり荘」が休止し、運営母体のcasTYも解散になったのですが、この際、「宇宙を知ってもらうために、何とかこのシステムを続けたい。」ということで、当時、私が出向していた財団法人日本宇宙少年団(YAC)で、「ひかり荘」の配信機材を一式、購入させて欲しいとお願いし、譲り受けました。

 

この機材を使って、新たに「YACテレビ」として、ストリーミング配信を始め、その後、JAXA宇宙教育センターも参加し、「宇宙教育テレビ」として、今の形になりました。私も「宇宙のおっさん」から「宇宙おじさん」に進化しました。その後、スタジオが相模原キャンパスに常設され、「JAXA相模原チャンネル」も一緒に運用されることになりました。casTYから譲り受けた機材は、未だに現役で活躍しています。

 

「宇宙教育テレビ」は、子ども達に、宇宙を通して「好奇心」「冒険心」「匠の心」を育んでもらうために、宇宙科学や宇宙開発の解説だけではなく、一緒に考え、いろいろなことに挑戦する姿勢を大切にしています。
これからも応援をよろしくお願いします。

 

100回記念は、私もスタジオに遊びに行きたいと思っています。

 

 

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